第3814回 ヨーロッパリーグ開幕(1) リヨンが初戦で対戦する名門アンデルレヒト

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■チャンピオンズリーグの翌週に開幕するヨーロッパリーグ

 チャンピオンズリーグが開幕した翌週にヨーロッパリーグが開幕した。フランスからヨーロッパリーグに挑戦するのは3チーム、昨季リーグ4位のリヨン(チャンピオンズリーグのプレーオフで敗退)、5位のマルセイユ、6位のレンヌである。この中でリヨンとマルセイユは第1シードとなっている。
 第1節は9月16日と17日に行われ、16日にはリヨンとレンヌが登場、マルセイユは1日遅れの17日にスタートする。

■栄光から遠ざかっている名門アンデルレヒト

 リヨンはアウエーでアンデルレヒト(ベルギー)と対戦する。ピエール・イブ・カルパンティエも支える名門チームであるが、2016-17シーズンを最後にリーグ優勝から遠ざかっている。1970年代から1990年代にかけてはベルギーでナンバーワンだっただけではなく、欧州でもトップテンに入る力を持ち、カップウィナーズカップとUEFAカップで優勝している。チャンピオンズリーグも最後にリーグ優勝した翌年の2017-18シーズンを最後に出場しておらず、近年はヨーロッパリーグに参戦するのがやっとである。
 昨季はリーグ4位となり、ヨーロッパリーグの予備戦2回戦からの参戦となった。予備戦2回戦はワールドカップが終了したばかりの7月下旬に行われたが、アンデルレヒトからは今回のワールドカップにベルギー代表に選ばれた選手はいなかった。ボスマン判決以前であれば、ベルギー代表の半数くらいの選手はアンデルレヒトの所属であった。今回のワールドカップにはメキシコのセザール・ウエルタとカナダのネイサン・サリバが選出されただけであった。

■予備戦2回戦からプレーオフまで勝ち上がったアンデルレヒト

 予備戦2回戦の相手はスウェーデンのハンマルビーIF、7月23日にストックホルムで行われた試合は、アンデルレヒトが開始早々に先制点を奪うが、ワールドカップから戻ってきて出場したサリバが後半に退場となり、1人少なくなったアンデルレヒトは89分に追いつかれてドローに終わる。ただ、30日にブリュッセルで行われた試合はアンデルレヒトが3-1と快勝して、予備戦3回戦に勝ち進んだ。
 予備戦3回戦はギリシャのPAOKが相手、ギリシャのテッサロニキでの第1戦を1-0、ブリュッセルでの第2戦も3-2とアンデルレヒトが連勝し、プレーオフに進出した。プレーオフではカザフスタンのカイラト・アルマトイと対戦する。カイラト・アルマトイは昨季のカザフスタンリーグのチャンピオンとしてチャンピオンズリーグの予備戦3回戦から参戦したが、ブルガリアのレフスキ・ソフィアに敗れて、ヨーロッパリーグのプレーオフに転戦してきた。アンデルレヒトは第1戦、第2戦とも3-0というスコアで連勝し、2年ぶりのヨーロッパリーグ本選出場を決めたのである。

■8月は過密日程となったアンデルレヒトとリヨン

 ベルギーリーグはフランスリーグよりも2週早い8月8日に開幕している。ヨーロッパリーグの予備戦、プレーオフを戦うアンデルレヒトは過密日程となり、ベルギーリーグ第3節の試合を9月に延期する措置をとったが、8月は7試合(国内リーグ3試合、ヨーロッパリーグの予備戦、プレーオフ4試合)戦うことになった。ヨーロッパリーグの開幕を迎える時点でアンデルレヒトは国内リーグでは3勝1分2敗の7位である。
 一方のリヨンも8月は国内リーグ2試合、チャンピオンズリーグの予備戦、プレーオフ4試合の合計6試合を戦っている。リーグ戦は本連載第3804回で紹介した通り、開幕戦でトゥールーズに勝利、その直後にチャンピオンズリーグのプレーオフ第2戦でフェネルバフチェ(トルコ)に敗れ、ヨーロッパリーグに転戦することになる。国内リーグではルアーブルに引き分け、オセールに勝利する。第4節のパリFCではスタッド・ド・ランスから移籍してきた中村敬斗がベンチ入り、後半の75分に交代出場する。試合は引き分け、2勝2分の4位でヨーロッパリーグの開幕を迎えることになったのである。(続く)

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