第3239回 フランスリーグ開幕 (4) チーム編成に揺れるパリサンジェルマンはスコアレスドロー

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■先発11人中6人が新加入選手のパリサンジェルマン

 マルセイユは先制されながらも、逆転して開幕戦を飾ったが、マルセイユの勝利の後にキックオフを迎えるパリサンジェルマンは選手の契約で問題が多発、開幕戦にはネイマール、キリアン・ムバッペ、マルコ・ベラッティという今季の契約が不透明な選手がベンチ入りのメンバーからも外れた。リオネル・メッシ、セルヒオ・ラモスはすでに退団している。パリサンジェルマンの先発メンバーは、GKはジャンルイジ・ドンナルンマ、DFは右からアクラフ・ハキミ、ダニーロ・ペレイラ、ミラン・シュクリニアル、ルカ・エルナンデス、MFは右からウォーレン・ザイール・エメリ、マヌエル・ウガルテ、ビティーニャ、FWは右に李康仁、左にマルコ・アセンシオ、中央にゴンサロ・ラモスとなり、6人は今季加入したメンバーとなる。パリサンジェルマンの11回目のリーグ優勝を支えたメンバーの過半数は次のシーズンの開幕戦に名を連ねなかった。パリサンジェルマンの歴史において、開幕戦の先発メンバーのうち6人が新加入というのはチームの創成期を除いては初めてのことである。リーグ優勝をした翌シーズンのメンバー構成とは言えず、それだけにチーム編成をめぐる混乱が明らかである。

■バンジャマン・マンディを獲得したロリアン

 対するロリアン、昨季は10位であったが、過去10年間で最も良い成績である。驚きの新加入としては昨季までイングランドのマンチェスター・シティに所属し、強姦容疑で起訴されたバンジャマン・マンディを獲得したことである。2018年ワールドカップの優勝メンバーであり、欧州を代表するビッグクラブに所属しながら、出場停止となっていた。結局、裁判で無罪となったが、マンディはフランスの中堅チームに移籍してきた。ただ、長期にわたってサッカーから離れていたマンディはメンバーから外れる。

■圧倒的に試合を支配したパリサンジェルマン、スコアレスドロー

 メンバーが大幅に変わったとはいえ、地力のあるパリサンジェルマン、ホームの大観衆の声援を受け、圧倒的にボールを支配する。パリサンジェルマンはこの8月12日がクラブの創立記念日、53回目の記念日を勝利で飾りたい。両チームは昨季はパリでは4月に試合をしたばかりであり、その時もパリサンジェルマンが3-1と勝利している。
 8割以上のボール支配率を誇るパリサンジェルマンであるが、前半は無得点、スコアの上では0点同志であるが、ロリアンはシュートも記録することができずにハーフタイムを迎えた。
 後半になってようやくロリアンはシュートを記録したが、パリサンジェルマンが圧倒的に優勢な点は変わらない。しかしながら、パリサンジェルマンは得点を奪うことができない。ビティーニャに代わって入ったファビアン・ルイスがゴールを狙うものの、得点することができない。後半アディショナルタイムに入っても攻め続けたパリサンジェルマンは18本のシュートも実らず、シュート数1のロリアンと引き分けてしまった。

■昨季2位のRCランスは黒星、4位レンヌと6位モナコは快勝

 それ以外の6試合は8月13日の日曜日の昼過ぎから夜にかけて行われた。日曜日に最初に登場したのは昨季2位のRCランスである。ブレストとのアウエーゲーム、ブレストは昨季14位である。昨季は2位とは言え、勝ち点1差まで優勝したパリサンジェルマンを追い込んだRCランスはアウエーゲームとはいえ、11分と22分に立て続けに得点を奪う。楽勝かと思われたが、前半アディショナルタイムにPKを与えてしまい、1点差に迫られてハーフタイムを迎える。後半に入って56分に追いつかれ、このままドローかと思われた87分、RCランスはまたもPKを与えてしまい、ブレストが決めてこれが決勝ゴールとなり、前日のパリサンジェルマンの引き分けに続き波乱の開幕となったのである。
 第1節で好スタートを切ったのが昨季4位のレンヌである。ホームでメッスと対戦、前半は1-1で折り返したが、後半に入ってからはゴールラッシュ、終わって見れば5-1と大勝した。この他では昨季6位で欧州カップ出場を逃したモナコも、アウエーでクレルモンを4-2と下したのである。(この項、終わり)

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